【ブレーメン（栃木県佐野市）】

「ぱっと二条プロジェクト」と言う、まちづくりのグループを立ち上げ日々活動していますが、このプロジェクトを立ち上げた時に目指していたものが「人が集まれる場所」を作ること。その念願でもあるカフェが間も無くオープンします。

予算の関係で外観はほとんど手を加えずに、内部の改修に注力しました。しかし、それでも低予算であることは変わらず。それなので、床は前の店で使われていたクッションフロアーを剥がしたのみでコンクリートのまま。腰壁やカウンター、建具を本来下地として使用する構造用合板を意匠として利用。腰壁から上の壁仕上げは、無料で提供していただいた自然塗料を自分達で塗装。ようやく形になってきました。

お店を切り盛りするのはとても明るい2人の姉妹。1人は佐野市内の有名なカフェで働いていたので味は保障付き。

オープン日が決まりましたらこちらでも告知します！！！乞うご期待！！！

 

この建物は築45年以上経過し、ここ数年は空き店舗だったものを今回改修したのですが、新築当時は「質より量」の時代。お世辞にも建物の程度が良いとは言えません。

しかし、周りを見回すと、このような建物は相当数あります。壊して新しくすれば簡単なのですが、解体・新築に多額の費用がかかりますし、環境にも良くないのは明白です。日本の建物が短命であることも問題です。

では、これをどう活かすか？これも我々建築士の役割なのだと思います。

今ある建物を活用する。その答えの一つになればと思います。