馬門町の家 2018
所在地 :栃木県佐野市馬門町
用途 :一戸建ての住宅
構造 :木造在来工法
規模 :地上2階建て
敷地面積:251.43㎡(75.90坪)
建築面積: 51.20㎡(15.14坪)
延べ面積: 85.51㎡(25.81坪)
竣工 :2018年 3月
施工 :株式会社360
(栃木県那須烏山市)
写真 :溝口泰史
敷地は大きな屋敷を6区画に分譲したうちの1区画であり、西側隣地以外は3方向を道路に囲まれているのが特徴である。その道路からの騒音や視線を極力回避するために、建物をできるだけ西側に配置した。
建物は3.5間×3.5間(6.37m×6.37m)の平面形状に階段室のみを飛び出させたコンパクトで経済的なものとし、そこにシンプルな緩い切妻屋根をかけた。
コンパクトな平面形状であるが、玄関脇にある土間収納、キッチン脇にある子供の勉強スペース、パントリーを兼ねた大容量の納戸、室内の物干しスペース、屋根付きのバルコニーなど延べ25坪の中に余すことなく納めた。家族が集まるリビングダイニングは数値的には小さい面積ではあるが、南東のコーナー部分に天井いっぱいの大きな開口部を設けたため、数値以上の広がりを得ている。春にはこの開口部から小学校の桜並木を見ることができる。