植上の家 2 2010
所在地 :栃木県佐野市植上町
用途 :専用住宅
構造 :木造在来工法
規模 :平屋建て
敷地面積:338.18㎡(102.30坪)
建築面積:143.51㎡(43.32坪)
延べ面積:125.85㎡(38.00坪)
竣工 :2010年 9月
施工 :有限会社須藤工務店
(栃木県佐野市)
写真 :溝口泰史
敷地は閑静な住宅街のメインストリートに面した比較的大きな区画である。交通量が若干多いので、騒音や視線をどう遮るかを主題において設計した。
当初の要望では一般的な2階建てであったが、敷地が大きく余裕があり前面道路からの騒音や視線に対応するべく2階建てを分解し、道路側から個室棟、中庭、リビング棟の順で組み立て、それらを水廻りでつないだ平屋建て案を提案したところ採用された。
この家の要となる中庭に光がたくさん落ちるように屋根形状を中庭に向かう「すり鉢」状とした。また、道路側の個室棟は目線の高さの開口部を極力絞ることでプライバシーを確保すると同時に高窓から光を取り入れた。中庭を挟んだリビング棟は個室棟により道路からの視線が遮られるので大きな開口部を設け、中庭と一体的に利用できる計画とした。