幸町の五角形の家 2025
所在地 :茨城県古河市
用途 :一戸建ての住宅
構造 :木造在来工法
規模 :平屋建て
敷地面積:182.05㎡(54.96坪)
建築面積:103.66㎡(31.29坪)
延べ面積:100.80㎡(30.43坪)
性能 :外皮平均熱貫流率 Ua=0.39W/㎡K
隙間相当面積 C=0.10㎠/㎡
竣工 :2025年12月
施工 :株式会社家守
(栃木県宇都宮市)
写真 :溝口泰史
敷地は駅に程近く都心への通勤圏内ということで新しい住宅がそこそこの密度で建ち並び始めた地域である。
敷地形状が台形の変形地となっていて、施主の要望である平屋の建物を入れ込むのに熟考した。
変形した敷地を効率よく使うために矩形平面の一辺を敷地形状に沿って斜めにカットし五角形平面を作った。
建物が道路に近接するので街に対して圧迫感を与えないようにするため、できるだけ建物の高さを抑えると同時に軒の高さが一定となる屋根形状が最適であると考え、勾配が異なる変形した方形屋根をかけた。
内部のダイニングは天井が羽目板貼りの勾配天井とし空間のボリュームを確保した。ここはキッチンやスタディコーナーと相まって活動的な場所とした。
反対にソファを造り付けたリビングは床をカーペット敷きの一段下げたピット形状とし、加えて腰壁を設けることで囲われた感を出し落ち着いた空間になるようにした。
この建物の唯一の大きな開口部には施主の要望である麻布貼りの障子を設置した。道路に近接している開口部であるが麻布はうっすらと透けるだけなのでプライバシーを保ちつつ内部からは外の様子も分かるものとなっている。
また、この開口部に30cm程度の窓台を設けることで腰掛けられるようにした。
イスやテーブルの家具類、照明器具や小物類は施主が厳選したものである。これらは空間に彩りを与えてくれている名脇役となっている。